松井市長 オリ御堂筋パレード見送り「コロナのバカヤロー」 来年実現へ「連覇お願い」

 大阪市の松井一郎市長が18日の会見で、プロ野球パ・リーグを制し、クライマックス・シリーズ(CS)も突破して日本シリーズへ進んだオリックス・バファローズについて、御堂筋パレードは見送ることを決定したことを明らかにした。

 松井市長は「府・市・オリックス球団の三者で協議をした結果、残念ながら見送ることとなった」と発表した上で、12月4日に京セラドーム大阪で行われるファン感謝イベントに松井市長と吉村洋文大阪府知事が出席してリーグ優勝を祝福するとした。イベントでは球場内を御堂筋に見立てた『バーチャル御堂筋パレード』を企画。さらに、東京五輪での野球の金メダルに貢献した吉田正尚選手、山本由伸選手に表彰状を授与するという。

 松井市長は「本当は大阪の球団で優勝するというと、前回のオリックスの優勝はブルーウエーブで本拠地は神戸。大阪が本拠地でいうと近鉄以来かな。20年前?大阪球団で20年ぶり。近鉄は日本一にならんかった。今度、(オリックスが)日本一になったらすごいこと。大阪の皆さんはリアルに御堂筋でやりたいと思っていただいたと思うが、残念ながらコロナという感染症がゼロになったわけじゃない」とコメント。

 「今は落ち着いているが、この間から専門家の話を聞いても株が変異することで、また感染拡大の可能性は否定できないということだった。オリックスさんの優勝に水を差すような感染拡大になってはダメなんで、今回はバーチャルの形で大阪ドームを利用してやらせていただきたい」と続けた。

 かねて“公約”していた御堂筋パレードだけに、個人的な思いを聞かれた松井市長は「コロナのバカヤローと思っている。残念でしゃあない。(2011年に大阪府)知事に就任したときからホームの開幕戦で始球式やるたびに『今年こそは』と言い続けてきたんだから。とにかくやりたかったよね。今年できないから、何とか来年も連覇をお願いしたいなと」と無念の思いを吐露。

 「ファンの皆さん、大阪の皆さんもすごく期待してたんでは。期待値高いとわかってるから。(実現なら)50万人以上は来るでしょう。だからオリックスさんもこのコロナの状態では、企業としての責任とか、イメージもある。オリックス球団関係者、選手の皆さんが一番やりたかったと思う。グッと耐えて、ドームでファンイベントで(バーチャルで)やりたいということなので受け入れるしかない」とした。

 20日開幕のヤクルトとの日本シリーズに向けては「金メダリストが2人いる。いい意味で開幕の予想を裏切ってくれた。ヤクルトを飲み干してもらいたいなと思っている」と日本一を期待した。

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