細木数子さん 豪快な中に繊細さを併せ持った性格 かおりさんが明かしていた素顔

 細木数子さん(左)とかおりさん
 細木数子さんの最期を振り返り、涙を流す細木かおりさん=都内(撮影・伊藤笙子)
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 「六星占術」でブームを起こし、バラエティー番組では「視聴率の女王」と呼ばれた占い師の細木数子(ほそき・かずこ)さんが、8日に呼吸不全のため都内の自宅で死去していたことが10日、分かった。83歳。東京都出身。告別式は近親者、関係者のみで行う。お別れ会は14日午後6時から東京都港区南青山2の26の38、梅窓院で。喪主は娘で後継者のかおりさん。

 娘のかおりさんは2019年にデイリースポーツの取材に応じ、数子さんの素顔を明かしている。

 数子さんの妹の長女だったかおりは数子さんがテレビ出演を控え始めた09年頃から後継者として指名されてきたが、私生活を大事にしたいとの思いから当初は拒否。14年から数子さんのアシスタントとなって鑑定に顔を出すようになり、16年に養子縁組している。すべて数子さんが運気を占い、よきタイミングを見計らって口説かれていたという。

 数子さんは自身が出演した番組を全部かおりさんに視聴させ、電話で感想を求めるのが日課だった。かおりさんは「『今日どうだった?』と。『本当のことを言ってくれるのは、あんたしかいない』と、自分に本音を言ってくれる人がいないのはわかっていた。私も『今日は(物言いが)きつかったんじゃない?』とか『今日はさすがなこと言ってたよ』とか、そんな感じでした」と説明。豪快な中に繊細さを併せ持った性格を伝えている。

 かおりさんは唯一の弟子として18年に独り立ちし、数子さんは引退。退いた後の生活ぶりについて、かおりさんは「ずっと『80歳で仕事は終わり』と言っていて、今は起きたいとき、食べたいとき、ワンコと遊びたいとき…好きに生きています。本当に普通のおばあちゃん。それが望みだった」と近況を報告していた。

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