東映元代表取締役・高岩淡さん死去 91歳 数多くのヒット作に携わる

 東映の元代表取締役社長の高岩淡(たかいわ・たん)さんが10月28日に肺炎のため京都市内の病院で亡くなったことが1日、分かった。同社が公表した。91歳。葬儀は近親者で行った。後日、お別れの会を開く予定。

 九州大学卒業後、54年に東映に入社。京都撮影所に配属される。71年から同所長を務め、75年に東映太秦映画村を開業。93年に代表取締役、02年に代表取締役会長に就任。10年に相談役に就任後、12年に退任した。映画では「柳生一族の陰謀」「青春の門」「序の舞」「火宅の人」「鉄道員(ぽっぽや)」など数多くのヒット作に携わった。

 作家の檀一雄は異父兄で、女優の檀ふみは姪にあたる。日本アカデミー賞協会会長なども歴任した。

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