松竹グループによる女性オーディション「松竹　ＪＡＰＡＮ　ＧＰ　ＧＩＲＬＳ　ＣＯＮＴＥＳＴ」の最終審査が３１日、都内で行われ、熊本県出身の中学３年生、中島瑠菜＝なかしま・るな＝さん（１５）が約１万人の応募の中からグランプリに輝いた。

　保育園から茶道、生け花、小学６年から弓道を習う大和撫子（なでしこ）。審査では兄の影響で始めた弓道の射を道衣姿で披露し、オーディションの頂点も射た。

　名前を呼ばれると声を詰まらせ「変わらないものを持った芯の強い女優さんになりたいと思います」と感涙。憧れの女優には橋本環奈、浜辺美波の名をあげ「大好きな漫画が原作の作品や、私とはまったく別人の役をやってみたいです」と意気込みを語った。受賞を機に高校は東京に進学する意向という。

　審査した女優の森口瑤子（５５）は「かわいらしいんですけど、弓道の格好だと格好良くて、そのギャップがよかった」と評価。司会を務めたＴＫＯの木本武宏（５０）は「役柄で全然、違う人になれるようなオーラを感じてます。でも、売れても変わらないように。みんな変わっていくの。ペットボトル投げたらダメなんですよ」と相方のエピソードを引き合いに笑わせた。