本田美奈子.さんの思い、半崎美子が歌う 散文を基に「地球へ」命日の11月6日配信

 本田美奈子.さんの思いを歌にのせる早見優(左)と半崎美子(撮影・高石航平)
 本田美奈子.さん
 本田美奈子.さんの直筆原稿
3枚

 シンガー・ソングライターの半崎美子(40)が、2005年に白血病のため38歳の若さで亡くなった本田美奈子.さんの散文を基に新曲を書き下ろしたことが30日、分かった。散文と同じ「地球へ」のタイトルで、本田さんの命日となる11月6日に配信される。本田さんの追悼コンサート「LIVE FOR LIFE 音楽彩」のテーマ曲として制作され、本田さんと同時代を駆け抜けたタレントの早見優(55)が英訳詞を手掛けた英語バージョンも完成した。

 本田さんからメッセージを受け取り、ショッピングモールの女王と呼ばれる半崎が新曲を書き下ろした。

 本田さんの追悼コンサートは毎年11月3日に開催され、早見の司会で様々な歌手たちが難病支援のために歌を届けるチャリティーイベントとなっている。主催側が半崎の歌の世界観と本田さんの散文「地球へ」に重なり合う部分を感じてオファー。本来は昨年のコンサートでテーマ曲として発表する予定だったが、コロナ禍で20、21年と連続で開催が見送られている。

 「地球へ」は、本田さんが環境問題を身近なエピソードとともにやさしく提起し「地球の細胞より」と結ぶ散文。本田さんの言葉を読み込んだ半崎は「本田さんの残したいメッセージのすべてが詰まっている気がしました。ささやかな幸せを大事にする生き方そのものを歌に昇華できたらという思いでした」と、すぐに歌詞とメロディーが浮かんできたという。

 学校の音楽教材に使用される予定で、合唱バージョンも制作。英語バージョンとの3つの形で歌い継ぐ楽曲となり「聞き手になった人が、のちに語り手となって思いを伝えていくように、メッセージを未来につないでいけたら」と望んでいる。

 ミュージカル「レ・ミゼラブル」で濃密な3年間を共にするなど生前の本田さんを知る早見は「屈託のない目で笑顔を浮かべて、曲ができたことをすごく喜んでくれていると思います。美奈ちゃんの気持ちを引き継いで歌っていきたい」と天国に思いをはせていた。

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