決意の断髪だ。秋篠宮家の長女眞子さま（２９）との結婚を２６日に控え、ロン毛をバッサリ、七三分けの“勝負ヘアスタイル”となった小室圭さん（３０）が１８日、東京・元赤坂の赤坂御用地を訪れ、宮邸で秋篠宮ご夫妻にあいさつした。眞子さまも同席し、約３年ぶりに再会した。米国での生活状況などのほか、国民の批判を招いた小室家の金銭トラブルへの対応も説明したとみられる。滞在は３時間半で、２人は結婚後の記者会見に向けた最終準備に入った。

　隔離期間が終わっても姿を見せてこなかった小室さんが、２１日ぶりに現れた。

　午前７時４７分、約２０人のＳＰや警察関係者が警戒態勢を敷く自宅マンションのエントランスから姿を見せた小室さんの髪は、七三分けでこざっぱりと整えられていた。９月２７日の帰国時にはポニーテールのように縛られていた長髪は、バッサリと切られていた。

　細い白のストライプが入ったジャストサイズの濃紺スーツ、白のシャツにレジメンタルタイを締めた小室さんは、右手にビジネスバッグ、左手に白い紙袋を２つ提げていた。

　ややこわばった表情で約４０人の報道陣に一礼。問いかけには応じず、宮内庁の用意した黒のワンボックスカーに乗り込んだ。午前９時１５分頃、秋篠宮邸がある赤坂御用地に到着。眞子さま同席でご夫妻にあいさつした。

　御用地に出入りする複数の門には多数の報道陣が詰め掛けた。小室さんは落ち着いた様子で後部座席に座り、宮邸に近い「巽門（たつみもん）」から入った。門前には約６０人の報道陣が集まり、上空には報道のヘリコプターが飛んだ。

　小室さんは面会を終え、午後０時４５分頃、御用地を離れた。“義理の息子”になる人の言葉を、どう受け取られたのか－ご夫妻は公務のため午後０時半頃、御用地を車で出た。

　小室さんは午後１時過ぎ、東京・京橋にある、米国留学前に勤務した法律事務所を訪問。元同僚らにあいさつした。関係者によると、元気な様子だったという。午後２時５０分、外出時を上回る約３０人の警察官やＳＰに警護されながら帰宅した。

　降車し、駐車場から歩みを進める際には、約５０人に膨れ上がった報道陣に向かって軽く会釈。緊張がうかがえた外出時とは異なり、柔らかな表情は安どを感じさせた。記者からは「眞子さまとの３年ぶりの再会はいかがでしたか？」との質問が飛んだが答えず、再び報道陣に一礼すると建物に入っていった。

　２つ提げていた白い紙袋は１つに減り、結婚祝いに贈られたと思われる花束らしきものが入った紙袋を肩から提げ、記念品とみられる万年筆ブランドの紙袋も手にしていた。