橋幸夫が80歳誕生日に歌手引退表明「声帯の衰え」で決意 「ファンの心配顔見えた」

コロナ禍でのどの状態が悪くなり歌手活動引退を決めた橋幸夫=東京・文京区の夢グループ(撮影・三好信也)
引退会見をおこなう橋幸夫=東京・文京区の夢グループ(撮影・三好信也)
「引退までの2年頑張ります!」と笑顔を見せる橋幸夫=東京・文京区の夢グループ(撮影・三好信也)
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 歌手の橋幸夫(78)が4日、都内で会見を開き、80歳の誕生日となる2023年5月3日を最後に歌手活動を引退することを明らかにした。芸能活動は引き続き、継続する。「多くのファンやスタッフの方、支えてくれた方に感謝したいです」とした橋は「歌の道にピリオドを打ちたい」と表明した。

 引退を決意した理由の一つに、「声帯の衰え」を挙げた。一昨年あたりから、声に違和感を覚えていたといい、喉の専門医からは「(声帯の)筋肉がかなり衰えてきている。トレーニングを毎日やって戻るか否かという状態」と言われたという。特に低音を響かせようとすると声が割れしまうという。

 コンサートをしていても「ファンの方が心配顔で見てくれているのが見えた」と橋。観客の表情の変化は「敏感に分かります」。声帯の衰えは、コロナ禍で歌うことの機会が少なくなったことも原因といい、ファンに対しては「申し訳ないなという気持ちです」と心境を口にした。

 歌手としての最後の日まで残り1年7カ月。それまではコンサート活動も精力的にこなしていく予定で「精一杯、歌えるだけ歌います」と力を込めた。清水アキラら複数の歌手仲間から「絶対辞めたらダメだ」と慰留されたが「自分の道だから」と意思を貫いた。歌手引退後は「新しい夢に向けて生きていく」とし「スプレーアートの世界に興味があって掘り下げてみたい」などと思いをはせていた。

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