「スマッシュ・メグ」佐伯かよのさん、肺がんで死去 69歳【コメント全文】
「スマッシュ!メグ」「口紅コンバット」などで知られる漫画家・佐伯かよのさんが8月29日に肺がんのため亡くなっていたことが20日、分かった。69歳。夫で「エリア88」などで知られる漫画家・新谷かおる氏(70)が自身の公式ページで報告した。
新谷氏の報告全文は以下の通り。
◆ ◆
-ご報告-
去る8月29日午後3時35分、妻佐伯かよのは肺癌のため自宅で永眠いたしました。69歳でした。
3年前に検査で癌が発見された時には既にステージ4。
身体の各所に転移もあり手術はできないとの事。
家族は呆然となりましたが本人は「大丈夫、何とかなるわ!!」と言い切って治療を頑張って行いながら原稿も描いておりました。
しかし今年の3月頃から体調が悪化し、8月29日 家族に見守られながら息を引き取りました。
良く頑張ったと褒めてやりたいです。
今は静かに妻の冥福を祈りたいと思います。
そしてこれまで妻を応援して下さった沢山の方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。新谷かおる◆ ◆
佐伯さんは1972年「りぼん 4月増刊号」に掲載された「世界一幸福な男の話」でデビュー。少女漫画を中心に活躍し、テニスを題材にした「スマッシュ!メグ」は80年から82年まで「少女コミック」で連載される人気作品だった。太平洋戦争から戦後を生き抜いた女性を描いた「緋の稜線」はテレビドラマにもなった。