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岸田氏「リーダーは私」 河野氏「ぬくもりある社会を」自民党総裁選告示 所信発表演説

 共同記者会見前に写真に納まる、左から河野太郎行革相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行(代表撮影)
 自民党総裁選に出馬し所見発表演説会に臨む河野太郎行革相(代表撮影)
 自民党総裁選に出馬し所見発表演説会でノートを手にする岸田文雄前政調会長(代表撮影)
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 菅義偉首相(72)の後継を決める自民党総裁選が17日告示され、河野太郎行政改革担当相(58)、岸田文雄前政調会長(64)、高市早苗前総務相(60)、野田聖子幹事長代行(61)が立候補した。女性候補の複数出馬は史上初。大半の派閥が自主投票で情勢は混とんとする中、国会議員票383票と党員・党友票383票の計766票の争奪は激化しそうだ。投開票は29日で、10月4日には臨時国会が召集され、後継首相が選出される見通し。

 4氏は都内の党本部で所見発表演説会、共同記者会見を行った。

 河野氏は全政策における説明責任の重要性を強調。「もう一度人と人とが寄り添うぬくもりのある社会を作っていかなければなりません」と訴えた。

 岸田氏は「今の時代、求められているリーダーは私である」ときっぱり。最大の論点を「自民党の信頼回復、改革である」とした。

 高市氏は「美しく強く成長する国、日本を作り、次世代に確かな未来を送る責任があります」と、強い意志を示した。

 野田氏は自身が取り組んできた子供を守れる社会の実現に向けて「謙虚で誠実で、国民から信頼を頂戴しながら頑張っていく自民党をお見せできれば」と誓った。

 主張の違いが鮮明になったのが、森友学園を巡る財務省の決裁文書改ざん問題だ。野田氏は「絶対にあってはならず、多くの国民が納得していない。反省して二度と起きないようにするため、調査をする必要がある」と明言。森友学園問題を念頭に「総裁になったら党に解明チームを作り、必要に応じて調査する」と強調した。

 一方、河野氏は「再調査の必要はない」と説明。岸田氏、高市氏も再調査には消極的な姿勢を示した。

 共同通信の取材では、岸田氏は国会議員の2割超を固め、河野、高市両氏もそれに迫る勢い。野田氏は1割に達していない。

 岸田氏は足元の岸田派(46人)をまとめたほか、細田派(96人)や麻生派(53人)、竹下派(52人)のベテランを中心に一定程度浸透。河野氏は岸田派以外の中堅・若手議員に支持を広げる。高市氏は細田派の支持が多い。同派は安倍晋三前首相の出身派閥で、安倍氏が高市氏支援を表明している影響が大きい。野田氏は現時点で支持が広がっていない。

 4人による激戦となったことで、1回目の投票で過半数を得る候補がいないとの見方が党内で強まっている。その場合、上位2人による決選投票を実施することになるため、各陣営や派閥の駆け引きが続いている。

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