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藤井聡太新叡王 史上最年少三冠! 豊島竜王撃破で快挙19歳1カ月レジェンド羽生超え

 豊島将之叡王に勝利し、史上最年少三冠を達成した藤井聡太新叡王=東京・渋谷(撮影・金田祐二)
 豊島将之竜王(左)と対局を振り返る藤井聡太新叡王(日本将棋連盟提供)
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 将棋の藤井聡太二冠(王位・棋聖=19)が挑戦する第6期叡王戦五番勝負第5局が行われ、豊島将之叡王(竜王との二冠=31)に111手で勝利。通算成績3勝2敗で、史上最年少となる「19歳1カ月」での三冠獲得を達成した。1993年に羽生善治九段(50)が樹立した「22歳3カ月」の最年少記録を、28年ぶりに3歳2カ月更新。自身初となる最終局までもつれ込むフルセットを制した藤井新叡王は「結果を出せて良かったかな」と喜びを語った。

 また新たな栄冠をつかんだ。2016年10月のデビューから5年足らずでの三冠で、渡辺明名人(棋王・王将=37)に並ぶ現在の将棋界最多タイトル数となった。

 終局直後は「実感が湧かない」とした叡王奪取。羽生九段の記録を3年以上も更新しての最年少三冠達成。谷川浩司九段(59)、渡辺名人ら名棋士に並ぶ10人目の三冠に「過去三冠になられた方は偉大な方ばかりなので光栄に思っています。自分自身の今後が問われるということでもあるので、むしろ今まで以上に取り組んでいく必要があるのかな」と背筋を伸ばした。

 プロ入り後6連敗した“ラスボス”相手に、自身初となるタイトル戦2敗を喫し、2勝2敗のフルセットで迎えた最終局。対局前に振り駒では追い風となる先手番をひき、両者4局連続となる相掛かりへ。難解で長い中盤で優位を築き、最後は両者一分将棋の中で即詰みに討ち取った。声を振り絞り「負けました」と頭を下げる豊島叡王を見て、しっかりと頭を下げた。

 驚異的なスピードであらゆる年少記録を更新しているが、追い求めるのはあくまで絶対的な強さ。終局直後も長考して「年少記録は気にしていない」と喜びは表情に出さず。会見でも「どこまで強くなれるかということが自分にとって一番大事なこと」とかみしめるように答えた。

 羽生九段が10代の頃は、対局のペースをつかむのに重要な序盤、中盤の駒組みが粗削りだった。藤井新叡王は人工知能(AI)を用いて日々、研究している成果で既に成熟の域に達しつつある。

 豊島前叡王とは10月開幕の竜王戦で対峙(たいじ)する。獲得すればまたも最年少四冠記録を更新。1996年に羽生九段が七冠(当時)を独占し達成した、将棋界全冠制覇の八冠まで視界はどこまでも明るい。

 「全冠制覇は一つの理想の形ではある。意識することなく、より実力を高めた上で、そういったところに近づくのが理想」

 19歳の見つめる高みは冠を超えている。

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