菅首相“説明回避”会見!?退陣と緊急事態宣言延長会見を一本化

 菅義偉首相は9日、官邸で記者会見し、退陣表明に関して「コロナとの闘いに明け暮れた日々」、「全てをやりきるには1年はあまりにも短い時間」と振り返った。3日の退陣表明後、記者会見を開くのは初めて。

 緊急事態宣言の延長決定の会見と一本化する形で実施。退任に焦点が当たることを防ぎたい思惑が透け、説明回避の姿勢が浮かんだ。関係者によると、官邸では退陣会見と宣言延長の会見をそれぞれ行うことが検討されたが、首相の判断で一本化が図られたという。

 野党は「新型コロナウイルスの新たな対策も打ち出せず、最後まで無責任な姿勢だった」(小池晃共産党書記局長)と批判。立憲民主党の江田憲司代表代行は「コロナ失政だった。政治は結果責任なので辞任するのは当然だ」と語った。

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