ET-KINGのBUCCI脱退、ソロに 「心の中を知る会話が減っていた」

 ヒップホップグループ「ET-KING」のボーカル、BUCCI(42)が10月31日をもって脱退し、所属事務所のBARIKIも退所することが6日、グループの公式サイトで発表された。

 BUCCIは「ET-KING BUCCIは2021年10月31日をもって、ET-KINGと言う場所から離れると言う決断をしました」と脱退を報告。「今まで人生の半分をET-KING に費やし、力を注いできました。これからは個の楽曲制作やライブ活動、そして芸術的なセンスを伸ばして行く事に力を注ぎ、ソロ活動に専念し、様々なことにチャレンジしていこうと決意しました」と理由を説明した。

 関係者や支援者、ファンへの感謝をつづり、「BUCCIは止まる事なく進んで行きます」と決意表明。「より一層磨きがかかるET-KINGの応援もよろしくお願いします。また会いましょう」と締めくくった。

 グループはコメントで「本人からのこの申し出を受けてみんなで何度も話し合いました。そこで思ったことはBUCCIの気持ちの硬さ。そして心の中を知る会話が減っていたのだなという後悔でした。長く時間を共に過ごした分、感じとれていなかったこともあるのだと思います」と、コミュニケーション不足を認めた。

 「ファンの皆さんには寂しいことになったと思います。それについては悲しませてすみません」とファンに謝罪しつつも、「ただ一人の人間が考え抜いて決めたことを僕らは止めることはできません。それが共に夢を描いた仲間なら尚更です」とBUCCIの決断を支持。

 「道は違えど進む方向は同じだと思っています。再び交わる時がくれば、その時もまた笑顔でいれるはずです。そう信じてまた改めて夢を目指します」と、将来の再会を願っている。

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