医師が解説、抗体量検査「意味がない。自己満足」

 医学博士の奥仲哲弥氏が5日、TBS系「サンデー・ジャポン」に出演し、新型コロナウイルスに対する抗体量について解説した。

 番組では、昨年8月にコロナ感染し、その後ワクチンを2回接種している同局の山本里菜アナウンサーの抗体量を公表。通常、ワクチンを2回接種すると、抗体量は1000-3000U/mLという数値を示すところ、山本アナは24700U/mLという結果だった。奥仲氏は「多いぶんには問題はないんです」と笑顔で語った。

 抗体量はワクチン接種後3カ月ほどで1/4ほどになるとされている。奥仲氏は「元々、年齢や副反応によって抗体量には差がある」と前置きし「基本的には2回(ワクチンを)打って、数週間たちますと、基準量、つまり『感染にかかりにくい』『重症化しにくい』という量は凌駕するわけです。1/4になっても基準量以上にはなっているという報告で分かっていますから、そこは安心した方がいい」と解説した。

 さらに、抗体量検査については「量ったからといって何もいいことがない」とバッサリ。最初にワクチンを打った医療関係者の抗体量が基準以下になった場合には対策を考える必要があるが、「少ないからといって3回目が打てるわけではない。抗体量が高いから『明日からマスクをしない』なんてことはできないわけですから、(抗体量検査は)あんまり意味がない。自己満足です」と断言した。3回目の接種については、1回目を打っていない人もいることを挙げ「まだ早急なのでは」とした。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス