落語家の三題噺ネタが絵本になるかも!?

 上方落語協会の笑福亭仁智会長が3日、大阪・天満天神繁昌亭で会見し、上方落語の若手が三題噺を創作し、ビジュアルアートを学ぶ若者がそのネタを元に1枚の絵を制作して、それぞれのできばえを競う「落語とビジュアルアートのアニュアーレ」の開催を発表した。

 参加する入門20年以内の落語家は桂三幸、桂小鯛、桂あおば、桂米輝、桂三実、笑福亭智丸、笑福亭笑利、露の棗の8人。この日、「新しいものが生まれれば」と期待する仁智の立ち合いのもと、10月17日に大阪・大淀コミュニティセンターで披露する三題噺のネタ、出演順が決まった。

 ビジュアルアートを学ぶ若者は、刺激されたネタから1枚の手書きの絵を完成させ、来年1月22日に大阪デザイナー専門学校での審査会に出品。来年2月19日に繁昌亭でそれぞれ表彰される。児童書出版の偕成社(東京)が趣旨に賛同しており、場合によっては創作落語と1枚の絵のコラボが絵本になる可能性もあるという。

 「富士山」「花火」「へそ」の三題で挑む紅一点の露の棗(つゆのなつめ)は「行く行くはグッズ展開や映画化ができるような作品を作りたい」と大きな夢を掲げた。「天気予報」「グルコサミン」「オランダ」で勝負する桂あおばは「ウチの師匠(桂ざこば)は三題噺をテレビ(ABC『ざこば・鶴瓶らくごのご』)でやっていて、できんかったら泣くというのがある。できんかったら泣く。泣いたらウケる」と弱気?だった。

 仁智は「副賞を考える。賞金も」とぶち上げた後、絵本制作と同様に「(可能性ある)かも」と付け足した。イベントは5年継続予定という。

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