WEST小瀧望「プレッシャーをやっと取っ払えた」杉村春子賞受賞後初主演

フォトセッションで笑顔の(左から)瀬奈じゅん、小瀧望、成河=世田谷パブリックシアター(撮影・園田高夫)
迫力ある演技を見せるジャニーズWEST・小瀧望=東京・世田谷パブリックシアター(撮影・園田高夫)
ジャニーズWESTの小瀧望
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 ジャニーズWESTの小瀧望(25)が主演を務める舞台「検察側の証人」(28日~9月12日、世田谷パブリックシアター)が28日、同所で初日を迎え、公演に先立ち取材会が行われ意気込みを語った。

 “ミステリーの女王”アガサ・クリスティの不朽の名作を小川絵梨子氏(42)が新翻訳。容姿端麗な青年レナード(小瀧)が殺人容疑で起訴されることにより巻き起こる法廷劇。レナードは無罪を主張するものの、妻・ローマイン(瀬奈じゅん)が検察側の証人として、レナードが「殺した」と告白したと証言する。

 小瀧は前主演舞台「エレファント・マン」(20年10月)が評価され、2月に第28回読売演劇大賞の杉村春子賞・優秀男優賞を受賞。それ以来の舞台となる本作でも、周りから追い詰められる迫真の演技を見せている。賞で自信がついたか問われると「いや~全然。本当まぐれというか皆さんでいただいた賞なので」と控えめに話した。

 続けて「(前作の演出)森(新太郎)さんからも『賞のことは一回忘れろ』と言われて。でもやっぱり(プレッシャーが)どこかにあるんでしょうね、そのプレッシャーを今やっと取っ払えた感じなので、思いっきりこの作品にぶつかっていきたいです」と現在の心境を明かした。

 舞台で演じることでの成長は、自身ではあまり感じないと明かし「成長という意識は持たずに、常に高みを目指していく。もっと貪欲にっていうのが、僕が今できることなのかなと思いますね。一日一日大切に作品に向き合っていきたいです」と強い思いを吐露した。

 公演は9月16~20日、兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール。23~28日、大阪・枚方市総合文化芸術センター 関西医大 大ホールでも上演される。

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