藤井聡太王位初防衛 “ラスボス”豊島竜王相手に初戦完敗からの4連勝で圧倒

 将棋の藤井聡太王位(棋聖との二冠=19)が豊島将之竜王(叡王との二冠=31)の挑戦を受ける第62期王位戦七番勝負第5局2日目が25日、徳島市「渭水苑」で行われ、藤井王位が77手で勝利し、王位を初防衛した。これで7月の棋聖防衛に続きダブル防衛を果たした。プロ入り後6連敗を喫した“ラスボス”豊島竜王相手に初戦は完敗したが、その後4連勝で締めくくり、苦手払しょくを印象づけた。

 封じ手後の豊島竜王の積極手に誤算があったのか、午前中に藤井王位が銀得する展開に。そのまま盤石の差し回しで優位を拡大し、完勝した。今シリーズを振り返り藤井王位は「結構苦しい場面が長い将棋も多かったので、自分に足りない部分もいろいろ見つかったのかなと思うので、生かしていけたらと思います」と冷静に話した。

 藤井王位は今夏、豊島竜王と王位戦七番勝負と叡王戦五番勝負の“12番勝負”を戦っている。直近の22日、叡王戦第4局では最年少三冠にあと1勝としながら完敗。2勝2敗のフルセットに持ち込まれたが、中1日で切り替えての勝利。9月13日の叡王戦第5局に向けて、追い風となる1勝となった。

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