King Gnu井口 ドラマ初主演 MEGUMI初プロデュースのクライムコメディー
ロックバンド・King Gnuのボーカル&キーボード、井口理(27)がYouTubeの配信連続ドラマ「GOSSIP BOX」(初回9月24日。第2話以降未定)で、ドラマ初主演を務めることが23日、分かった。脱出ゲームが題材のクライムコメディーで、出演者のMEGUMI(39)が初めてドラマプロデュースも担当。初挑戦同士のタッグで、異色の連ドラを生み出した。
「白日」などのヒット曲を飛ばし、紅白歌合戦にも出場したトップアーティストが、“大役”を担った。俳優業もこなしている井口は、映画「劇場」(20年公開)や放送中のTBS系ドラマ「#家族募集します」に出演したが、主演は初めて。
「-BOX」は不気味な密室に閉じ込められた男女4人の、脱出への謎解きとすれ違いを描く。井口は主人公・薬師寺透役で、残る3人をMEGUMI、吉村界人(28)、浅川梨奈(22)が演じる。MEGUMIはプロデューサーとしても携わり、人気ドラマ「孤独のグルメ」などを手がけた佐々木豪監督がメガホンをとる。
コロナ感染拡大前の昨冬、ひょんな形で企画はスタートした。井口は「きっかけは、何の変哲もない居酒屋でのよくある会話からでした。佐々木監督、吉村界人と3人、『何か面白いことやろうぜ』というその一言から今日に至りました」と説明。すでにクランクアップを迎えており、「ただ一心に作品を作っていくことができたこと、誇りに思います」と主演の重責に対する達成感を漂わせた。
ドラマ初プロデュースのMEGUMIは、スポンサー集めやスタッフィングなどの“裏方”にも従事。「芸能は基本的に『待つのが仕事』と教育されてきました。しかし、最近のYouTuberの方たちなどの活動を見ていると、完全なる発信型。こんなに時代が変わったのなら、私たちも自分たちで仕事を作っていかないと!」。意識改革の結果、新スタイルでドラマ作りに取り組んでいた。
