橋下徹氏 菅首相のコロナ対策「決定プロセスが下手」決めても方針転換の繰り返し
元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が23日、フジテレビ系「news イット」に出演し、菅義偉首相の新型コロナウイルス対策について問われ、「前例のないことだから間違いはある」とした上で、「決定をするときのプロセスが下手だと思う」と苦言を呈した。
番組では新型コロナウイルス対策について詳報し、加藤綾子アナウンサーが「総理がとってきたコロナ対策について」と尋ねた。橋下氏は「すべては説明不足ですよ」と指摘。「コロナ対策で100%の正解なんてだれにも分からないです。前例のないことなので。ときどきの判断が間違うこともあればうまくいくときもある。決定をするときのプロセスがね…菅さんは下手だなと思います」と述べた。
橋下氏は続けて「正解の分からない判断だから間違うこともあるけれど、菅さんが決めるまでのプロセスでいろんな意見、賛成反対の激論を国民に見せてその風景を菅さんが見て、最後、『こうする』と」と国民も議論を聞いた上であればその判断を受け入れるのではと述べた。「今は議論を踏まえず菅さんが先にこうだと決めてしまって、どうも状況がおかしくなって方針が変わることの連続だから。菅さんがこれまでにやってきた実績はいろいろとあると思うし、説明の仕方、決め方、プロセスがすごく大事だと思います」と語った。
加藤アナが「(国民に)届かなかったということですよね」と応じると、橋下氏は「そう。激論の風景をフルオープンで見せる、それをわれわれのようなコメンテーターが解説することで国民に伝わる。そのプロセスを踏んでいない」と指摘した。
