藤井聡太ほぼ互角で2日目へ 佐賀対局場大雨で変更ホームの関西将棋会館で
藤井聡太王位(棋聖との二冠=19)が豊島将之竜王(叡王との二冠=31)の挑戦を受ける第62期王位戦七番勝負第4局1日目が18日、大阪・関西将棋会館で指され、藤井王位が58手目を封じて、19日に指し継がれた。
当初対局予定だった佐賀県嬉野市「和多屋別荘」は大雨の影響で冠水被害に。移動のリスクなども鑑み会場が変更され、関西所属の2人にとってホームの関西将棋会館・御上段の間で、王位戦の行方を左右する重要な対局が始まった。
藤井王位はシリーズ2勝1敗とリードしており、この一局に勝てば防衛に王手となる。両者の対決は直近5局角換わりが採用されていたが、先手の豊島竜王がぶつけたのは自身が圧勝した王位戦第1局以来の相掛かり。激しい展開になる前にほぼ互角のまま封じ手となった。
勝負メシは関西将棋会館1階にある、普段の対局ではおなじみの「レストラン イレブン」から、藤井王位は「ハンバーグとバターライス」、豊島竜王は「ヤキニク(白米、みそ汁)」を選んだ。