ＮＨＫは１１日、１５日から放送を再開する大河ドラマ「青天を衝け」の新たな出演者を発表。イッセー尾形、中村芝翫、田中要次らが登場する。

　今回の出演者は実業家や明治政府、また徳川慶喜が隠棲する静岡での登場人物。三井組の番頭・三野村利左衛門にイッセー尾形、小野組番頭に小倉久寛、三菱商会創立者の岩崎弥太郎は中村芝翫。

　明治政府の江藤新平は増田修一朗、前島密は大河初出演の三浦誠己。

　栄一の娘・うたには小野莉奈、駿府藩の中老・大久保一翁に木場勝己。木場も意外にも大河ドラマは初出演となる。田中要次は栄一が立ち上げる「商法会所」に尽力する茶問屋・萩原四郎兵衛役。

　制作統括の菓子浩氏は「時代も、ちょうど江戸から明治へと移ります。ここから、日本は猛スピードで近代化への道をひた走り、やがて経済大国と言われるまでに発展していくのです。この明治編に素晴らしいキャストの皆様をお迎えすることができました。武力での戦いが終わった後に始まる経済大戦争。栄一は『そろばん』を武器にして闘います、政界、財界を巻き込んだ激動のドラマを、個性豊かな皆さんとお届けできることを楽しみにしております」とのコメントを発表した。