映画「翔んで埼玉」続編“最高の茶番劇”再臨 GACKT「不安しかありません」

 前作で怪演する二階堂ふみ(左)とGACKT
 映画「翔んで埼玉」の続編が製作される
 「このマンガがすごい!comics 翔んで埼玉」/宝島社(C)魔夜峰央
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 2019年に公開され、興収37・6億円の大ヒットを記録した映画「翔んで埼玉」の続編が製作されることが10日、分かった。怪演が話題を呼んだダブル主演のGACKT(48)と二階堂ふみ(26)が続投し、22年公開予定。日本アカデミー賞で最優秀監督賞を含む12部門を受賞した“最高の茶番劇”の再臨に、GACKTは「不安しかありません」と本音いっぱい(?)のコメントを寄せた。

 架空の東京を頂点とした関東一帯のカーストを自虐的に描いた異色作。埼玉県を徹底的にディスりながらも愛郷心をくすぐる温かい作風が支持され、全国から「自分たちの地元もいじって欲しい」と続編を熱望する声が殺到していた。

 埼玉県と千葉県の共闘により、東京都の不正を暴いた前作から2年。19年夏から話し合われてきた続編プロジェクトの発表に原作者の魔夜峰央氏すら「改めて言うが、正気か」と耳を疑っている。

 高校生の麻実麗役だったGACKT、男性の壇ノ浦百美役だった二階堂が続投。前作で変顔、あえぎ声…と怪演を見せたGACKTは「不安しかありません。あれだけ埼玉をディスったにもかかわらず、監督はまたしても続編をやる気です。完全に壊れてます」とユーモラスにコメント。まさかの続編に二階堂は「パート1を遥かに超える大作を、最前線で感じられたらと思います」と燃えている。

 前作では愛あるいじりを受けた埼玉県で40億円近い興収の23%を記録。聖地とされたMOVIXさいたまで満席上映が続出した。続編では、埼玉とともにメインの舞台がどの県になるのかも注目される。

 8月下旬にクランクインを予定。感染対策を徹底した上での撮影となるが、武内英樹監督は「壮大なスケールでお届けする日本最高峰の茶番劇をお届けしたいと思っています」と前作超えを約束した。

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