犬塚弁護士、コロナ病床が足りない理由を解説 法律改正に「反対する人いる」

 犬塚浩弁護士が8日、フジテレビ系「ワイドナショー」に出演し、新型コロナウイルス専門の病院ができない理由を解説した。

 今月5日には東京都でコロナの新規感染者が5000人を超えるなど、状況が悪化している。ダウンタウンの松本人志は「病床とコロナの感染率との綱引きやったんでしょうけど、今は間違いなくコロナ優勢になちゃってますからね」と医療のひっ迫状況を表現した。

 MCの東野幸治から、コロナ感染者のための病床がなかなか増えない理由を尋ねられた犬塚氏は「日本の場合は欧米に比べて病院の自主性が強いので、自治体が『ここは全部コロナの病床にします』ということが法律に基づいてできない」と説明。法律を改正して、ある程度「力ずく」でコロナ専門病院を作ることについては「反対する人たちがいる」とした。

 松本も「(専門病院ができない理由を)すごく知りたいけど、誰も教えてくれない。なんやこの違和感」とモヤモヤした思いを吐露。犬塚氏は米国では大きな公立病院が医療の主流で、日本では中小の民間病院が多いと説明した。1つの大きな病院の方が多くの中小の病院よりも、自治体などから指導をしやすいという。日本は世界的にも病床数は多いが「その中でコロナに割り当てる量が少ない」とひっ迫の理由を分析した。

 医療機関がコロナ患者の病床確保などにあてる政府の支援金約1・5兆円も未消化となっている。お金を用意しても病床が提供されない状態。松本が「誰が悪いか」を尋ねると、犬塚氏は苦笑い。「こういう人たちがもっと柔軟になってくれないかな、みたいなとこはあります」と言葉を濁した。

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