河村たかし市長 謝罪「金」汚す行為 ソフト後藤選手のメダルカプッ 炎上おさまらず

 東京五輪ソフトボール日本代表の後藤希友(みう)投手(20)=トヨタ自動車=の表敬訪問を4日に受けた際、金メダルを噛(か)んだ名古屋市の河村たかし市長(72)が5日、市役所で陳謝した。河村氏の行為は、5日午後6時半時点の河村氏の最新ツイートに6000件超のコメントが付き、その多くが批判的な内容になるなど大炎上。市役所には4000件以上の抗議が寄せられ、トヨタ自動車やメダリストらが相次いで批判するなど、大問題に発展していた。

 河村氏は前日、「ごめんなさい」と謝罪コメントを出したが批判は収まらず。この日はペーパーを読んで謝罪したが、冒頭から「後藤…みう選手」と相手の名前に詰まるなど、棒読み状態の上に“噛み”まくりだった。

 それでも、「軽率にもご本人さまの長年の努力の結晶であります金メダルを汚す行為に及びました。名古屋市長としての立場をわきまえない、極めて不適切な行為」と自身の非を認め、「ご本人さまはもとより、関係者の皆さまに多大なるご不快な思いとご迷惑をおかけし、誠に申し訳なく心からおわび申し上げます」と陳謝。

 河村氏の行為に、五輪メダリストもツイートで反応した。フェンシングの太田雄貴氏は「選手に対するリスペクトが欠ける上に、感染対策の観点からも(中略)『噛む』とは。僕には理解できません」と苦言。競泳の北島康介氏は「そもそもなんで表敬訪問しなきゃいけないのか」と、慣習に疑問を呈した。

 スピードスケートの小平奈緒選手は「私だったらその場で号泣して暫く立ち直れないかも…(中略)後藤選手大丈夫かな」と気遣い、今大会の柔道男子60キロ級金メダリスト・高藤直寿選手は「自分の金メダルでも傷つかないように優しく扱ってるのに。俺だったら泣く」と思いやりにかける行為を批判した。

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