みのもんた 76歳 今が人生の七回裏 著書「終活なんか-」でブームにズバッと切り込む

 フリーアナウンサー・みのもんた(76)が、今夏出版した著書「終活なんか、するもんか」(朝日出版社)で終活ブームに一石を投じている。全盛期にはレギュラー番組16本と放送界に大きく貢献した立役者も、22日で喜寿の77歳を迎える。共演者との会話のテンポに違いを感じたことから老いを認め、番組は勇退。これまでの人生を回顧し、これからの“自分らしい”人生を模索中の現在、仕事などの未来、東京五輪について語った。

 3月に全てのレギュラー番組を終えたばかりのみのが休む暇もなく、終活ブームにズバッと斬り込んだ。筆を執ったのは「全ての番組が終わったこと」を前提として、終活に対する世間との“違和感”からだったという。

 「書店を見ても遺言の書き方とか樹木葬が良いだとか…終活はこうあるべきとかいう本が多いよね。引退したら『早くきれいに消えてなくなれ』みたいな風潮が嫌だと思っていた。そうじゃなくて、これからの第二の人生をどう楽しむかだと思ったんですよ」

 同書では、文化放送時代から現在までの人生を回想。「若い人とテンポが違うこと」から老いを受け入れたと明かした。終活と生前整理は違うものとし、残された家族が困らないために生前整理として出演作や妻との写真を全て燃やしたことがつづられている。

 ブレークのきっかけとなったフジテレビ系「プロ野球珍プレー・好プレー大賞」など、野球に親しみがあるみのは「今は七回裏」と例える。「残り2イニングをどうするのか。本当の意味で切り替え時だと思うのね、七回裏というのは。後がないと思うよりは勝負の時って気持ちだね。野球もラストでどんでん返しがあれば、印象に残りますよね」。

 今後の仕事については「正直言うとね、自分の居場所が色んな所にあるというのが分かってきた。どこにいるのが一番良いかと思った時に“潮時”という言葉が浮かんできた。上げ潮の潮時なのか、引き潮の潮時なのか。ふと考えた時に一杯飲みたくなる」と“第二章”へ含みを持たせたみの。「楽しく明るく良き友と一緒がいいね」と語っていた。

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