藤井聡太二冠「気負わずに臨めれば」 最年少三冠王手なるか
将棋の藤井聡太二冠(王位、棋聖=19)が豊島将之叡王(竜王との二冠=31)に挑む第6期叡王戦第2局前日の2日、両者は対局場の山梨・常磐ホテル前日検分を行った。
勝てば最年少三冠へ王手となる一戦。藤井二冠は先勝して迎える第2局。「こちらは挑戦者という立場なので、あまりスコアのことは考えず、気負わずに臨めればと思っています」と自然体を強調した。
“天敵”豊島叡王に3連勝中だが「内容的にはどの将棋も押されている場面があったので、あまりなにか意識が変わったと言うことはないんですが、そういったことも含めて意識せずに臨みたい」と冷静に話した。
豊島叡王は藤井二冠について「以前から指していて、手ごわい相手だなというのはありましたし、最近の将棋もチャンスは作れてもこちらがうまく指せていないという形なので、相手がどうこうというよりも、自分がうまく指せるようになっていけたらと感じています」と意気込んだ。