コロナ新規感染者、国内で初の1日1万人超え 緊急事態宣言を大阪などに追加発令へ

 国内で新たに確認された新型コロナウイルスの新規感染者が29日、初めて1万人を超えた。政府は埼玉、千葉、神奈川、大阪の4府県に緊急事態宣言を追加発令する方針を固め、北海道、石川県、京都府、兵庫県、福岡県にはまん延防止等重点措置を適用する。いずれも8月2~31日。宣言を発令中の東京都、沖縄県も8月22日の期限を31日に延長。7月30日に正式決定する。

 新規感染者は東京が3865人、神奈川が1164人、沖縄が392人と過去最多に。都のモニタリング会議では、現在の増加ペースが続いた場合、五輪閉会後の8月11日時点で直近7日間を平均した1日当たりの感染者が4532人に上るとの試算が示された。

 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は参院内閣委員会の閉会中審査で「今の最大の危機は社会一般の中で危機感が共有されてないこと。危機感が共有されなければ、さらに感染拡大する。いずれ医療逼迫(ひっぱく)が深刻化する」と警告した。

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