五輪中、東京都の感染者は1日平均2600人!? 専門家「第3波をはるかに超える」

 東京都は21日、新型コロナウイルスの感染状況を分析するモニタリング会議を開いた。現在の増加ペースで推移した場合、都内の感染者数は東京五輪期間中の8月3日時点で直近7日間の平均が2600人近くに上るとの試算を専門家が提示。「2週間を待たず年末年始の第3波をはるかに超える危機的状況になる」と強く警戒を呼び掛けた。21日の新規感染者は1832人で、1月16日以来の1800人台となった。

 15日の会議では五輪後の8月11日時点で2400人程度との見通しだったが、増加ペースが加速して1週間当たりの増加比が149%に達し、感染者数の上昇予測も前倒し。開幕が23日に迫る中、歯止めがかからない。日本医師会の中川俊男会長は記者会見で「既に第5波が進行している」と強調した。

 都の会議では、感染力の強いデルタ株への置き換わりが急速に進み、都の検査で7月11日までの1週間に割合が30・5%まで上昇したと専門家が報告。20日時点の入院患者は2400人近くで、6月下旬からほぼ倍増したことも説明された。

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