ジャニーズＪｒ．内ユニット「ＨｉＨｉ　Ｊｅｔｓ」と「美　少年」が１５日、都内で行われた主演舞台「少年たち　君にこの歌を」（９月５日開幕。東京・新橋演舞場）の製作発表会見に出席した。１９６９年初演のジャニーズ伝統の作品。今公演から座長を務める２ユニットが、新伝説の幕開けを誓った。演出を手掛けるジャニーズ事務所副社長の滝沢秀明氏（３９）は「エネルギーを爆発させてほしい」と期待を込めた。

　ジャニー喜多川前社長が総合演出を務め、収監された少年たちの若さゆえの苦悩や葛藤、友情を描いた「少年たち」。初代ジャニーズ主演で初演され、過去にはＪｒ．時代のＫｉｓ－Ｍｙ－Ｆｔ２やジャニーズＷＥＳＴ、ＳｉｘＴＯＮＥＳ、Ｓｎｏｗ　Ｍａｎらも座長を務めた若手の登竜門的舞台だ。

　バトンを受けたＨｉＨｉ　Ｊｅｔｓの高橋優斗（２１）は「進化させていかないといけないし、僕たちのカラーで『少年たち』を作っていきたい」と新たな伝説を作ることを宣言。美　少年の岩崎大昇（１８）は「デビューにつながるような功績を残したい」とエネルギッシュに語った。

　演出を手掛ける滝沢氏も「ジャニーさんが作品を通じて何を伝えたかったのか。自分たちなりの少年たちを作っていけばいいんだよというジャニーさんのメッセージが聞こえてきますので、自信を持ってお届けして作品を守っていきたい」と意気込む。若き２ユニットには「座長は人を変える。舞台は始まったら座長次第」とゲキを飛ばし、「『少年』である彼らはまだまだいろんな欲がある。エネルギーを爆発させられるような時間にしてほしい」と期待。デビューという夢にも「将来の目標のお手伝いをしたい。その意志は同じ」と話した。

　ジャニーさんは９日の命日に三回忌を迎えたが「困ったり悩んだりしたら、みんなでジャニーさんの遺影の前で打ち合わせをしています」と滝沢氏。サブタイトルの「君にこの歌を」についても「ジャニーさんに対して歌う。それが裏テーマでもあります」と明かした。