吉村知事「越境飲み」自粛を呼び掛け 「夜遅く飲むために京都、兵庫に行くのは控えて」
大阪府の吉村洋文知事が13日、大阪府庁で囲み取材に応じ、懸念される隣県への「越境飲み」の自粛を呼び掛けた。
依然として、まん延防止等重点措置が継続される大阪府に対し、隣県の京都、兵庫では11日に適用が解除された。
これを受けて兵庫県内の飲食店では、10市町で午前5時から午後8時半までの営業。
それ以外の地域は午後9時半までとし、土日も酒類を提供することが可能になった。
また、京都府は一律午後9時までの営業で、酒類の提供は午後8時半までの要請。土日も同様だ。一方、大阪府では、重点措置の対象区域が午後8時までの営業となっている。
吉村知事は「飲みの時間が違うから、夜遅く飲むために京都、兵庫に行こうというのは控えてただきたい」とし、「これは感染対策ですから。主旨を理解していただいて。ぜひ、そういった越境をして、飲みにいこうというのはやめていただきたい」と呼び掛けた。
この日、大阪府では新型コロナウイルスの新規感染者が225人と発表した。先週の火曜日(7月6日)は136人で、前週比89人増。9日連続で前週の同じ曜日の新規感染者数を上回っている状況。
吉村知事は「集団で集まって飲むことや、感染対策をとらずに飲食。いまデルタ株が増えてきている。1人、1人の感染対策をお願いしたい。どうしてもマスクをせずに大騒ぎすると、感染は増えやすいですから。そこの主旨をご理解いただきたい」とした。
