「避難は空振りではなく素振り」太田景子気象予報士が大雨地域住民に強く呼びかけ
気象予報士の太田景子氏が7日、テレビ朝日系「グッド!モーニング」で、島根県東部など、日本海側で大雨となっていることに「避難は空振りではなく素振りです。日頃の習慣になるぐらい体に覚え込ませて」と呼びかけた。
この日は梅雨前線が日本海側で活動が活発となっており、午前6時25分頃の気象予報コーナーでは大雨の地域である鳥取県・米子空港の上空カメラなどで現地の様子を伝えた。
太田予報士は午前5時過ぎには島根県東部に線上降水帯に関する顕著な大雨の情報が発表されたとも伝え、番組は島根・鳥取では放送されていないことから、家族、知り合いがいれば「電話やメールで連絡をしてあげてください」とも呼びかけた。
大雨に関しては静岡県熱海市で土石流災害が起こるなどしていることから、太田予報士は「避難をして、何も起こらないと行政の方を責める住民の方もいらっしゃるようですが、20回避難して20回目に災害が起こることもあります」と伝え「避難は『空振り』ではなく『素振り』です。日頃の習慣になるぐらい体に覚えるようにしてください」と、強く呼びかけていた。