小遊三 地元・山梨で3度目の聖火ランナー「こんなことってあるのか」 ご当地なぞかけも披露
落語家の三遊亭小遊三(74)が27日、山梨県2日目となった東京五輪の聖火リレー第一走者を務め、笛吹市を笑顔で駆けた。
山梨県2日目の聖火リレーを迎えるにあたり、執り行われた出発式では「雨を予想していたんですが、見事に晴れまして。まさにオリンピック日和でございます」とあいさつ。聖火の灯(とも)ったトーチを見つめ「何とも言えない気分です。ギリシャから来た火が灯っております!」と意気揚々とスタートし、沿道に集まった市民に時折手を振りながら、距離にして約200メートルを笑顔で駆けた。
大月市出身の小遊三は、1964年の東京五輪に続き、伴走者を務めた98年長野五輪を含めると、3度目の聖火ランナー。「こんなことってあるのかと。そこにお客さんがいらっしゃるので、自分の思いはないですよ。来てくださったお客さんへの感謝でゴールしちゃいました」と万感の思いで聖火をつないだ。
落語家らしくご当地グルメに絡めた、なぞかけも披露。「聖火ランナーとかけまして、甲州名物ほうとうと解く」。その心は、「どちらも火加減がいいでしょう」。これに他走者、報道陣からは、大きな拍手が沸き起こった。
同区間の山梨市を走行した作家の林真理子氏(67)は、大役を終え「同級生も来てくれていたりして。私の故郷(ふるさと)の桃畑の中で、声援をいただいてほんとにうれしかったです」と充実の時を振り返った。
いまだ開催の是非(ぜひ)が問われている東京五輪について「聖火のように、オリンピックを待つ心が徐々に日本中に広がっていってくれたらいいな」と期待を寄せていた。
