辛坊治郎氏、13年失敗時には税金の無駄遣い批判も浴びる 海難救助団体に寄付も

 キャスターの辛坊治郎氏が日本時間17日、ヨットでの太平洋横断のゴールである米・サンディエゴに無事到着した。4月9日に大阪を出発して約2カ月。13年の失敗を乗り越え、8年越しの夢をかなえた。到着時の様子は辛坊氏がレギュラー番組を持つニッポン放送で中継された。

 ニッポン放送によると、辛坊氏は現地時間16日、午後5時52分に到着。現地からの中継では「マストの中ほどに星条旗、ヨットの一番後ろの部分には日の丸、イベントで寄せ書きをしていただいた旗もマストに掲げ…」とヨットの様子も伝え「元気に操縦桿を握っています」とも伝えた。

 辛坊氏は、13年にヨットでの太平洋横断に初挑戦し、クジラに乗り上げ10時間漂流、海上自衛隊に救助されている。今年3月に放送されたABCラジオで当時の経緯について「『向こうから水面下、真っ黒な物体が私の船に向かって超高速で突っ込んできたんです』というのが(当時の)公式見解です」とした上で、「本当は(クジラが)太平洋で日なたぼっこして寝てたところに、こっちが乗り上げたんです」と明かしていた。

 13年の事故当時は、海上自衛隊に救助してもらったことから一部で税金の無駄遣いなどを批判も呼んだ。辛坊氏は13年の事故後最初に出演した読売テレビ・日本テレビ系報道番組「ウェークアップ!ぷらす」で「救出にかかったお金を払えというのは、命をかけて救ってくれた人をお金に換算する、大変失礼な発想。しっかりと納税していくことと考えている」と反論し、救助してもらった海上自衛隊岩国第71航空隊などに感謝の気持ちを伝えに行ったという。

 その際、海難救助活動をボランティアで行う団体「日本水難救済会」の存在を知り、寄付したことを明かした。関係者によると500万円を寄付したことも明かしている。

 8年かかってようやくたどりついたサンディエゴの地。辛坊氏がいない間、番組に出演した落語家の立川志らくもツイッターで「良かった。おめでとうございます」と祝福していた。

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