笠松将が映画主演 来年公開「リング・ワンダリング」で漫画家志望悩める青年役
俳優・笠松将(28)が映画「リング・ワンダリング」(来年2月公開)に主演することが14日、分かった。悩める漫画家志望の青年・間草介を演じる。
「アルビノの木」(2016年)が世界各国の映画祭で多数の賞に輝いた金子雅和監督のヒューマン・ドラマ。東京下町を舞台に、工事現場で古びた動物の骨を見つけた草介は、自身の漫画の題材であるニホンオオカミの骨ではないかと推察。さらなる痕跡を探すうちに、同じ土地でかつて生きていた人々の世界に迷い込み、生命の重みを知っていく。
笠松は19年に、20代男優では最多の18本の連ドラ・映画に出演。今年1月には日本テレビ系「君と世界が終わる日に」で竹内涼真(28)演じる主人公と敵対する元警察官を演じて注目を集めた。今後の出演作には、Netflix「全裸監督」シーズン2や、映画「君は永遠にそいつらより若い」も控えるネクストブレーク候補だ。
ラッパーや殺人を犯す高校生など、ハードな役の印象が強い笠松にとって、今作は対照的な役どころ。「この作品に出会い、僕には知らない事があまりにも多いという事に気付かされました。大切なものをもっと大切に生きていきたい。思い悩むこの時代の全ての人が、優しくなれる作品」とアピールした。
また、女優・阿部純子(28)が、主人公と出会うヒロインの下町に住む娘を演じる。