アルツハイマー新薬米承認、エーザイ株ストップ高 日本は年内にも承認可否判断

 米バイオ医薬品大手のバイオジェンと共同開発したアルツハイマー病新薬「アデュカヌマブ」が米当局に承認されたエーザイの株価終値が8日、東京株式市場で値幅制限いっぱいのストップ高水準の9251円を付けた。今年の最高値を更新し、昨年11月6日以来約7カ月ぶりの水準に値上がりした。前日終値比で1500円も急騰し、上昇率は19・35%だった。

 朝方から、この価格で買いたいとの注文が殺到した一方、売りは少なく、取引が成立しないまま推移。終値は東京証券取引所のルールに基づいて9251円と決まった。

 市場では「夢のような薬で売り上げが膨れ上がりそうだ」(インターネット証券)との見方があった一方で「期待先行で足元の株価急騰には違和感がある」(大手証券)との声も聞かれた。

 また、厚生労働省は同日、「アデュカヌマブ」について、年内にも承認の可否を判断する可能性があると明らかにした。加藤勝信官房長官は会見で「日本でも実用化されれば、認知症施策推進大綱が掲げる共生と予防の推進にも資する」と述べ、期待感を表明した。

 エーザイなどによると、新薬は4週間に1回の点滴投与で、価格の目安は患者当たり年約610万円。

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