リコール署名偽造で初弁論 高須克弥氏らは請求棄却要求「全面的に争う」

 愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)を巡る署名偽造事件で、「不正署名をした」などと責められ精神的苦痛を受けたとして、署名を集めた同県の男性(73)が、運動を主導した「高須クリニック」の高須克弥院長らと活動団体に、慰謝料など損害賠償500万円を求めた訴訟の第1回口頭弁論が7日、名古屋地裁で開かれ、高須氏らは請求棄却を求めた。

 高須氏は代理人を通じ「(署名偽造で)個人情報の流出で損害があれば責任を取るが、お金目当てで理由のない請求については全面的に争う」とコメント。男性は「民主主義の根幹を冒とくする行動をした一人とみられ、リコールを完遂させたい思いを踏みにじられた」と主張している。

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