菅田将暉 月9初主演でウザいアフロ姿「髪型のように僕の脳みそが爆発する毎日」

 俳優・菅田将暉(28)が、来年1月クールのフジテレビ系ドラマ「ミステリと言う勿(なか)れ」(月曜、後9・00)で“月9”初主演することが2日、分かった。漫画家・田村由美氏の同名人気コミックの待望の実写化で、ミステリーと会話劇を融合させた新感覚ドラマ。菅田自身、「この原作は絶対にやりたいと思った」と熱望した意欲作だ。

 さわやかなイケメンからコミカル、狂気的な役まで変幻自在に操る菅田が、言葉だけでストーリーを展開させていく難役に挑む。主人公・久能整(くのう・ととのう)は、天然パーマがコンプレックスで、友達も彼女もいない大学生。周囲で何が起ころうともひたすらしゃべり続けるため、周囲から「ウザい、面倒くさい」と言われてきた青年だ。

 しかし、社会で「当たり前のこと」として流されていることに常に疑問を持ち、独自の価値観による持論を鮮やかに展開していく整は、ただ思いつくことをマイペースに話すうち、いつのまにか事件の謎はもちろん、人の心まで解きほぐしてしまう。

 菅田は「原作を読んだ時、衝撃でした。とにかく話が面白い。会話劇。文化、価値観、哲学。人間、人間、人間。日々見落としがちな寂しさを優しくすくい取っていく彼の生き様に一瞬で魅了されました」と力説。役作りも、自らの地毛で巨大なアフロヘアーに変身するこだわりを見せ、「難役でした。彼の髪型のように僕の脳みそが爆発する毎日でした。ですが彼の思考は、きっと今この世界を豊かにしてくれると信じています」と期待感を抱かせた。

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