コロナ最前線医師 五輪PVに「ふざけたことしてんじゃねえ!と思います」

 呼吸器専門医で、「インターパーク倉持呼吸器内科」(栃木県宇都宮市)院長・倉持仁医師が2日、読売テレビ・日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」にリモートで出演。東京五輪・パラリンピックのパブリックビューイング(PV)開催について「現場からみたら『ふざけたことしてんじゃねえ!』って正直に思います」と憤った。

 発熱外来があり、PCR検査を実施するなど、最前線でコロナ診療に関わっている倉持氏は、メディアにもたびたび出演。新型コロナウイルス感染拡大への注意喚起などを訴えてきた。穏やかで分かりやすい語り口でも知られる。

 この日は井の頭公園などでPV開催が予定されていることについて番組で取り上げた。意見を求められた倉持氏は「従来型のオリンピックをしてる場合じゃないんじゃないかな、と思う。オンライン使って楽しむ様々な方法がある。コロナ禍のオリンピックだったら、直前になってそういう方向に取り組むんだったら、我々も納得します。でも一方、都内で『動くな』(不要不急の外出自粛要請)と言っておきながら、こういうことをやってるというのは、ほとんどの人がおかしなことをやってるな、と思ってるのは事実ですから、それをちゃんと認めた上で、やるべきことをやっていただかないと」とPV開催とコロナ感染対策の矛盾点を指摘。

 倉持氏は「おととい(5月31日)、救急チームが我々のクリニックで呼吸不全になって、その場で人工呼吸器をつけるような状態になり、救急搬送された」とコロナ最前線で闘う医療現場の現状を明かした。駆け付けてくれた救急チームのほかの医師らと話をしたところ「その先生方、半年間、休み1日もとらずにやってる」と説明。

 「そういう現場からみたら、『ふざけたことしてんじゃねえ!』って正直に思います。我々からみると、そんなことやってる場合じゃないし、これから暑くなって熱中症の患者さん増えます、コロナの変異株も増えてきますから、そんな状況ではとってもじゃないと思います」とあまりにも、医療現場の現状と解離しすぎた東京五輪ありきの展開に、言葉を失っていた。

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