赤星憲広氏が憤慨「政府は国民感情を逆なでしている」ミヤネ屋で
元プロ野球・阪神タイガースで、2000年シドニー五輪の日本代表だった赤星憲広氏が5日、日本テレビ・読売テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」に出演。「政府は国民感情を逆なでしている」と手厳しく指摘した。
番組では、緊急事態宣言が延長の方向で、政府内で調整されている一方で、この日は札幌でマラソンの五輪テストイベントが開催され、IOCのバッハ会長は17日に来日する予定であることを放送した。
司会のフリーアナウンサー宮根誠司から「オリンピアンとしてどう見ているか」と問われた赤星氏は、「オリンピアンの気持ちを考えると複雑」と切り出し、「政府っていろんなこと隠すじゃないですか。言わなきゃいけないことを。看護士を派遣することも、五輪の準備のために粛々とやればいいと思うんです。それをあえてオモテに出すことによって、国民のみなさんからすると『なぜ今、この時期に言うんだよ』となるじゃないですか。国民感情を逆なでしているようにしか見えない」と政府の対応を切り捨てた。
さらに「(宣言についても)5月11日までと出したときに短くやるなら、強くやらなきゃいけなかったんですよね。それを中途半端にやって結局延ばしますというのは、国民誰もが、『分かってますよ。延びますよね』と思っていたと思うんです。おかしいですよ」と憤った。
宮根も「バッハ会長は緊急事態宣言でも来るんですか?」と記者に問いかけ、「オリンピックと我々の生活がどんどん乖離(かいり)していっているような」と疑問視した。