渡辺徹 大動脈弁狭窄症で手術へ 内博貴との2人舞台全公演中止

 俳優・渡辺徹(59)が大動脈弁狭窄(きょうさく)症と診断され、手術することが27日、分かった。所属する文学座は、渡辺が出演予定だった内博貴(34)との2人舞台「ハリネズミ」(6月10日~15日、東京・豊島区立舞台芸術交流センターなど)の全公演中止を公式サイトで発表した。

 渡辺は16日に急性気管支炎のため、ミュージカル「アリージャンス~忠誠~」の名古屋公演降板を発表。その後、同大阪公演の降板も発表したが、所属事務所によると、その際に受けた検査の結果、大動脈弁狭窄症が判明したという。

 大動脈弁は心臓の左心室から大動脈への血液の流出経路にある弁。狭窄症で弁口が狭くなると、全身に血液が送り出されにくくなる。渡辺の病状について、事務所関係者は「気管支炎の時はずっと熱やせきが出ていたが、今は落ち着いている」と説明。一刻を争う状態ではなく、現在はさまざまな検査を受けて手術の方法と日程を調整中。術後の経過が良好なら長期の入院には至らないという。

 公式サイトには病名の報告と共に、舞台の全公演中止への謝罪が掲載され「渡辺は今後、早い快復を目指して治療に専念いたします」と記された。

 渡辺自身も、この日の午後7時過ぎにブログを更新。「かねてより気管支炎で療養しておりましたが、検査の結果 大動脈弁狭窄症であることがわかりました。(心臓の弁が狭くなっています)」と説明。「しっかりと療養したいと思います」と記した。

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