フジテレビ系「バイキングＭＯＲＥ」が１９日、東京都でも新型コロナ感染者がジワジワと増えている現状を伝え、スタジオでは小池百合子知事の発信力をめぐり、口々に疑問を呈した。

　番組では、小池知事の最近のメッセージを紹介。「買い物は３日に１回程度に回数も減らしてください。少人数、短時間で済ませていただきたい」「飲食店のカラオケ利用や路上飲みはやめていただきたい」「『もう疲れたよ』と言わないで」の言葉を伝えたが、ＭＣの俳優・坂上忍は「大阪の吉村さんは休業要請に言及したりとか踏み込んだ発言をして、なおかつ具体的に伝えようとしているのは感じるんですけど、ここ数日のアナウンスが『３日に１回の買い物』って何を根拠に？とか、どう受け止めればいいんだろうと」と困惑。

　ジャーナリスト・鈴木哲夫氏も「メッセージを出し続けるのは大事なことなんで、それは小池さん一生懸命やってると思うが、あとはそのメッセージの内容が響くかどうか、現場に即してるかどうか。そこがちょっとズレてる感じはする。例えば３日に１回の買い物も、これまでの知見でちゃんと距離を取って並んでる。これを繰り返してても、逆に反発が都民から出てくると思う」と危惧した。

　フリーアナウンサー・高橋真麻も「今回は、あれっ小池さんってこんなにメッセージを伝えるの下手だったっけ？と思うぐらい、今まで都民の心をグッと引き込んで、あれだけ票獲得して知事になられた時の、あの引っ張る感じとか共感力っていうのが、どこ行っちゃったんだろうなって」と心配していた。