歌手の華原朋美（４６）の腕をつかんだり、肩を押したりしたとして、警視庁大崎署は１６日、暴行の疑いで東京都江東区の自称会社員の男（３２）を現行犯逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。光文社によると、同社スタッフで、華原への取材中にトラブルになったという。捜査関係者によると男は雑誌記者とみられ「身に覚えがない」と容疑を否認しているという。

　捜査関係者によると、華原がタクシーに乗車中、男が乗った別のタクシーが３０分以上付いてくることに気付いて、品川区内で停車。近くに止まった男のタクシーに華原が乗り込み問い詰めると、暴行を受けたという。駆けつけた警察官が男を現行犯逮捕した。

　逮捕容疑は１６日午前１０時半ごろ、品川区に停車中の車内で華原に暴行を加えた疑い。

　華原の関係者によると、この日、華原はオフで、タクシー移動していたところ、運転手から「後ろの車がずっと付けてきている。巻きますか？」と聞かれて停車。自らタクシー車内の男に事情を聞いた際に、手をつかまれるなどしたという。

　果敢な行動に出たことについて関係者は「勝ち気な性格なので…」と話した。事件直後に華原から連絡があり「警察に囲まれている」などと説明を受けた。華原にケガはなく、男について「ストーカー」だと話しているという。

　華原は２０年８月末でおよそ２０年所属した事務所を退社。ＳＮＳの活用法で事務所と考え方の相違が生じるなどしていた。その後は自身の公式ＹｏｕＴｕｂｅチャンネル「華原朋美チャンネル」を中心に発信を続けている。