俳優・若松武史さん死去、70歳 甲状腺がんで…23年間、がんと闘い続ける

 俳優・若松武史さんが14日午前8時51分、亡くなった。70歳。所属事務所が公式サイトで公表した。事務所関係者によると、死因は甲状腺がん。この2年ほどは自宅で療養を続けていた。

 甲状腺がんと診断されたのは23年前だといい、23年間、がんと闘いながら俳優としての仕事を続けてきたという。関係者は「最期を看取られたのは奥さん。自宅でお亡くなりになりました」と話した。

 葬儀・告別式はご家族の意向により近親者にて執り行った。後日お別れ会を開く予定という。

 若松さんは1950年7月2日生まれ、東京都出身。74年から83年まで、故寺山修司さん率いる「演劇実験室◎天井桟敷」に所属。石井聰亙監督作「エンジェルダスト」では、高崎映画祭最優秀助演男優賞を受賞した。

 NHK大河ドラマ「武田信玄」「翔ぶが如く」「琉球の風」「徳川慶喜」「龍馬伝」などにも出演した。

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