秋篠宮家の長女眞子さま（２９）と婚約が内定している小室圭さん（２９）の代理人の弁護士が１２日、取材に応じ、母親の元婚約者との金銭トラブルで、小室さん側が相手に対し解決金を支払う意向があることを明らかにした。意向は眞子さまにも伝えられているという。小室さんは今月８日、小室家への支援名目で支払われたという約４００万円の金銭トラブルを説明する文書を公表。話し合いをせずに金を渡して解決する選択を取らない方針を示していた。

　小室さんの代理人を務める弁護士はこの日、「解決金をお渡しするという方法での解決を検討しています」と明らかにした。

　弁護士によると、文書の公表により、話し合いでの解決を目指していたことや、これまで解決金を渡さなかった理由を一般の人々に説明できたことから、今後は支払いによって解決を目指す方針となった。

　一方で、弁護士は、結婚については「解決金をお渡しすることが、結婚にダイレクトに結び付くという発想は持っていないと思う」としている。

　小室さんは８日、週刊誌などで報じられている家族の金銭トラブルに関して改めて説明する文書を公表した。文書での説明は、２０１９年１月以来、２度目。１９年の文書では、母親の元婚約者から金銭的支援を受けたことを認めていた。

　Ａ４用紙で計２８枚に及ぶ８日の文書では、解決金の支払いについて「将来の私の家族までもが借金を踏み倒そうとした人間の家族として見られ続ける。切実に名誉の問題」などと記し、借金があったと捉えられかねないために、これまで解決金を支払わなかったと説明していた。宮内庁によると、この方針は眞子さまの意向が大きかったという。

　相手側は１９年１１月には、金銭の要求をする気はないが解決済みではないとの回答を伝えてきたといい、話し合いは頓挫していた。

　眞子さまと小室さんは１７年９月に婚約が内定したが、１８年２月、同庁が結婚関連行事の延期を発表した。