橋下徹氏 ワクチン接種に歯科医を提案「力を借りてもいいんじゃないか」

 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が10日に放送された読売テレビ「今田耕司のネタバレMTG」にパネリストとして出演。日本の新型コロナワクチン接種が遅れていることの一因となっている、接種できる医療関係者不足について論議した。

 橋下氏は各国でのワクチン接種について「医学生に打たせている国や、アメリカでは歯医者さんも。日本では全部禁止。でもオレやってもいいよという人に力を借りていいんじゃないか」と話した。

 パネリストの元衆院議員・杉村太蔵が「歯科医師会がその気になるかどうか。僕の父が歯科医だったので」と発言。司会のタレント・今田耕司が「関わりたくないとか言わないの?」と意見に興味を示すと、杉村は「父に聞いたんです。そしたら『いくらくれるかな?』って」と答え、笑わせた。橋下氏は「そりゃ歯医者さんも仕事があるからね」と理解を示した。

 杉村はさらに「歯科でクラスターになっていないのは、感染対策ってひとつのノウハウなんでしょうね」と意見提起した。橋下氏は「歯科治療は唾液が飛ぶとか、まさに飛沫感染なんでしょうけどね。ひとつはマスク、換気。こういうことをやれば感染対策ができるはず」と、感染が抑えられている要因を推察した。「日本の感染対策は営業を止めるとか。時短営業とかしても、その中でマスクを取って大騒ぎしたら感染する。営業時間は関係ない。どういう対策をするかなんです」と、感染対策は飲食店の営業時間だけではなく飲食のやり方にあると主張した。

 杉村は「もしも橋下知事が、うちの自治体でワクチンを打つ人がいませんってなったら、どうしますか?」と質問。橋下氏は「今の日本は中央集権だから、国に大騒ぎしてルールを変えるしかない。たまたま別の番組で河野(太郎行政改革担当)大臣や自民党の幹部と話すことがあって、それを提案したが、採用されなかった。日本の国民性から言って、安全はものすごい神経質になる」と慎重論が強いと明かした。

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