橋下徹氏 東京五輪は「IOCで中止考えない」放映権など収入膨大
元大阪市長で弁護士の橋下徹氏が10日に放送された読売テレビ「今田耕司のネタバレMTG」にパネリストとして出演。海外からの観客を入れないことが決まった東京五輪について「IOC(国際オリンピック委員会)の方で中止は考えないでしょうね」と、中止については放映権や膨大なスポンサー収入の面から困難との見方を示した。
パネリストの元衆院議員・杉村太蔵が「チケットを購入した観客が入れずに残念だというのは分かるが、五輪会場へ来なくても日本に来る人を禁じるのはどうですか」と投げかけた。
橋下氏は「今のところビジネスビザは認めているが、観光ビザを7月の段階で認めるかというのは、世界の観光客を入れるのは難しい」と予測。25年に大阪・関西万博を控えており海外観光客の受け入れ再開は期待するものの、今年の段階では困難だとの見方を示した。
杉村が「イギリスなど、ワクチンの普及している国なら受け入れるとか、これが達成されたら(観光客を)入れるというのは?」と尋ねると、橋下氏は「ひとつはワクチンの普及率でしょう」と重要なポイントであると分析。「ワクチンが普及するというのは、コロナがインフルエンザみたいになるんでしょう」と、当該国のワクチン普及率が観光客受け入れのカギになるとの見方を示した。