吉村知事 過去最多666人に「まだ増える」と危機感

 大阪府の吉村洋文知事が4日、NHK「日曜討論」にリモートで大阪のスタジオから生出演。3日に確認された新型コロナウイルスの新たな感染者が過去最多の666人となったことについて「まだ増えると思う」と危機感をあらわにした。

 大阪市では5日からまん延防止等重点措置が適用されるが、今回の措置で感染者を抑え込めるか?との質問に「私はこれから先、まだ増える、感染の急拡大の速度を見ていると、さらに増えると思っています」と述べた。

 吉村知事は、大阪府では緊急事態宣言急事態宣言が2月末で解除された時点では、1日あたりの新規陽性者数が約50人で、医療体制のひっ迫も改善されていたこと、解除後もリバウンド対策として大阪市内では午後9時までの時短要請を続けていたことを説明した上で、3月下旬、特に3月の最終週から感染が急拡大しているとの分析を示し、「3月の中旬ぐらいに感染した人が、急拡大している」とした。

 そして、「分析としては、やはり2つ。1つは春休みに入って、10代、20代、30代、特に年度替わりで歓送迎会含めて、非常に飲み会、コンパ、そういった飲食の場が大きく、圧倒的に急速に増えてる、それが大きな原因になっている。もう1つが変異株。僕はその影響が強く出ていると思っています。変異株の感染によって、今までの感染の速度と違う、と思った方がいいと思ってます。そしてどこで起きているというと、繁華街。大阪市内を中心に(感染者が)ぐっと右肩上がりに上がっていますので、大阪市を集中的に対策を行って、できるだけ大きな波…これは生じると思うんですけれども、これを抑えていきたいというふうに考えています」と卒業式、入学式などの年度替わりでの飲食の機会と変異株の影響を、感染急拡大の原因として挙げ、感染防止対策の徹底を改めて訴えた。

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