俳優・松下洸平（３４）の初の単独主演舞台「カメレオンズ・リップ」が２日、東京・シアター１０１０で初日を迎えた。

　公演前には稽古を公開し、松下は「稽古期間は、あっという間の１カ月でした」と感慨深げ。共演の岡本健一（５１）も「濃密で濃厚な稽古期間でした」と充実の時間を振り返り「みんな本当に面白くて、想定外の笑いがたくさんある。楽しみでしょうがないです」と５月１５日まで続く舞台に思いをはせた。

　今公演はケラリーノ・サンドロヴィッチ（ＫＥＲＡ）の作品をさまざまな演出家の手で上演する「ＫＥＲＡ　ＣＲＯＳＳ」の第３弾で、今回は河原雅彦氏（５１）が演出を務める。同作は２００４年に初演。登場人物それぞれがウソをつき、だまし合いが展開されていく。

　今作には生駒里奈（２５）やファーストサーマーウイカ（３０）、お笑いトリオ・我が家の坪倉由幸（４３）らが出演。松下は「多種多様なジャンルの方々がそろいまして、特に我が家の坪倉さんには癒やされました。稽古場が明るくなってとても助けていただきました」と感謝。「本当に個性あふれるキャストの皆さんと御一緒できて、僕も本当に幸せですし、楽しいです」と心を躍らせていた。