志村さん一周忌命日に「キネマの神様」完成報告 山田洋次監督は代役ジュリーに感謝

 タレント・志村けんさんが新型コロナウイルスによる肺炎のため70歳で亡くなって1年。一周忌の命日となる29日、都内で志村さんが俳優・菅田将暉(28)とダブル主演するはずだった映画「キネマの神様」(8月6日公開)の完成報告会見が行われた。

 映画初主演の志村さんは昨年4月にクランクイン予定だったが、直前に感染し、出演を辞退。降板発表の3日後に旅立った。志村さんとラジオMCを務めるなど長年の親交があった沢田研二(72)が代役を務め、ギャンブル好きなダメ親父・ゴウが、かつて映画撮影所で働いていた日々と現在を菅田との2人1役で演じている。

 山田洋次監督(89)は「準備が進んで、本読みまでした後で主役が亡くなるってことは、僕も体験したことがなかったわけで、非常に混乱しました。どうすべきか。そのときのことを今でも思い出します」と回顧。

 沢田にオファーした当時を振り返り「日本を代表する喜劇俳優と日本を代表する二枚目。全く対照的な2人なんですが仲がいい。悩んだと思うけど、志村さんへの友情もあったんだろうな。天下の二枚目がダメ男を鮮やかに演じてくれた」と感謝した。

 志村さんとの共演はかなわなかった菅田だが、現在パートを見学に行き、沢田の演技に圧倒されたという。「ものすごくパワフルで、沢田さんが大暴れしていた。僕より動き回ってるんじゃないかな」と熱演を証言した。

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