志村けんさん一周忌命日 墓前にファンが献花 「やっぱり受け入れられない」
タレント・志村けんさんが新型コロナウイルスによる肺炎のため70歳で亡くなって1年。一周忌の命日となる29日、志村けんさんが眠る東京・東村山市の寺に多くのファンが訪れ、それぞれの思いを胸に故人をしのんだ。
志村さんの墓前に献花に訪れた、埼玉県在住で会社員の40代女性は「まだ(志村さんの死を)受け入れてなくて。今日は受け入れるために来たんですけど、やっぱり受け入れられない」とさみしさをにじませた。さらに「私の人生、どの場面を振り返っても、志村さんが必ずいてくれました」と涙ながらにポツリ。世代を問わず愛された志村さんへ感謝を述べた。
同市在住の40代男性ミュージシャンは「東村山市をここまでにしてくださってありがとうございました。これからは志村さんの残してくれたものを味わって、心から笑いたいと思います」と、「東村山音頭」により、同市を全国区へと押し上げた地元の大スターに敬意を表した。
墓前には、花の他、志村さんの好きだった芋焼酎、タバコ、志村さんの名言が記されたカップ酒などが供えられていた。