村上“ポンタ”秀一さん死去 視床出血、70歳…日本を代表するドラマー

 日本を代表するドラマーの村上“ポンタ”秀一(むらかみ・ぽんた・しゅういち、本名村上秀一=むらかみ・しゅういち)さんが9日、視床出血(脳出血の一種)のため、東京都内の病院で死去していたことが15日、分かった。2月8日から入院していた。70歳。兵庫県西宮市出身。葬儀・告別式は親族のみで行われた。後日、お別れ会を行う予定。

 参加アルバム1万枚超、レコーディング1万4000曲超-ジャンルを横断して活躍した巨人が逝った。

 関係者によると、2月8日に自宅で倒れるまでは普段通り生活していたという。既往歴があるためコロナ禍で活動を自粛しており、昨年3月27日に宮城・石巻で行われたユッコ・ミラーのライブが最後のステージとなった。最後に参加したCDは昨年2月に発売された野村義男のアルバム「440Hz with〈LIFE OF JOY〉」だった。

 1972年、フォークグループ「赤い鳥」に参加しデビュー。73年、スタジオミュージシャンとして始動し、井上陽水、吉田拓郎、山下達郎、松任谷由実、矢沢永吉、沢田研二、さだまさし、泉谷しげる、桑田佳祐、長渕剛、尾崎豊ら参加したレコーディングやライブは膨大な数に上る。

 ジャズでは渡辺貞夫、山下洋輔、渡辺香津美、坂本龍一らと共演。93年に初のリーダーバンド「PONTA BOX」を結成、モントルー・ジャズフェスティバルに出演した。

 「オレたちひょうきん族」、「堂本兄弟」などテレビ番組にも出演。2004年の30周年アルバムには福山雅治、ゆず、槇原敬之らが参加した。著書に「自暴自伝」、「俺が叩いた。」正続がある。

 歌手の角松敏生はフェイスブックで「そのうち僕もそちらのスケジュールに合う時があるでしょうからね、その時は、お会いできるのを楽しみにしてます」と呼びかけた。ベーシストの後藤次利はツイッターで「自由なドラミングに自由に弾かせてもらって楽しかったな…」と回想し、「たくさんたくさんありがとう!!でも寂しいな…」と追悼した。

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